2006年01月30日

第七十七話:陣痛と喧嘩しない

【1月30日 午前10時過ぎ】

助「(゚∀゚)はぁーい、おはようございまーす!」

元気そうでサバサバした感じの助産婦さんが入って来ました。

私「おはようございまーす」
助「今日はよろしくお願いしいまーす。さて、それじゃ早速ね、促進剤をやりまぁす!」
私「はい・・・」
助「『促進剤』っていうのはね、陣痛を進めるためにあるものなの。促進っていうくらいだからね」
私「はい・・・」
助「だから、陣痛があるからこそ、使う事ができるんですよぉー!陣痛のない人に使ってもしょうがないの」
私「なるほどー」
助「だから、これから点滴で入れていくとどんどん痛くなるけど、それは赤ちゃんが産めるという嬉しい痛みなの。痛くなって、やっと赤ちゃんが産めるんだから、怖がらないで陣痛を進めましょうね!」

そっか。さすが助産婦さん、良い事言うなぁ。そう言われると、ちょっと安心して促進剤を受ける事ができる気がします。

助「では、まずは少ーしずつ様子見ながら量増やしますからね!個人差あるから、ちょっとでもすぐ効く場合もあるの。まず30分やってみて、それから徐々に量増やすからネ」

と、いう訳で促進剤の投与開始です。
そして30分が過ぎましたが・・・

助「(´Д`)陣痛変わらないねぇ」
私「(´・ω・)ですね・・・」
助「じゃあ、そろそろ量を増やしましょ♪」

促進剤の量が増えました。このまま、さらなるビッグ陣痛を待ちます。


【1月30日 午前11時半頃】

私「うぅぅぅ・・・・・・」

陣痛がだんだん強まり、本格的に苦しくなってきました。私の場合、ずっと下腹部が痛かったのですが、気がつけば尻の方に大きな圧力を感じるようになっています。

助「痛くなってきたね」
私「かなり痛くなってきました!」
助「それだそれだ。これからもっと来るぞー!」
私「・゚・(ノД`)・゚・」
助「そして容赦なく鬼のようにまた量を増やす」

そう言って助産婦さんはさらに促進剤の量を増やします。
比例するかのように、さらにさらに強まる痛み。
今すぐでもいきみたくなるような状態です。


(#゚Д゚)今すぐいきませろぉ!


と、叫びたいくらいの痛みが襲います。

助「そうそう、その調子でどんどん痛くなっていきみたくなるけど、呼吸に集中!

そう言われて、必死で呼吸に専念しようとします。

私「(`Д´)す〜〜〜・・・ふーーーーーっ!

鼻から吸って!
口から吐いて!

と、勢いよくやったその時。

助「あー、ダメダメ!」


助産婦さんのダメ出しキター!
・・・って、何故!?


助「そんなに力いっぱい呼吸しなぁーい」
私「え・・・」
助「(´∀`)陣痛と喧嘩しちゃダメダメっ
私「(;´Д`)喧嘩・・・」
助「陣痛と戦おうとしないのー。ゆっくり吸って、体の中の足の先まで風を通すようなイメージで。そしてゆっくり吐いていくのよ〜。体は力を抜くように!」

痛い盛りでそうするのもなかなか難しそうですが、とにかく頑張ってみます。

ゆっくり吸う、ゆっくり吐く・・・
陣痛と喧嘩しない・・・


それだけを頭の中で考える事30分。
時間は正午を回り、お昼ゴハンの時間です。
今日のメニューはハヤシライス♪



ヽ(`Д´)ノって、食えるかぁ!



さらにさらに激しい陣痛に、とてもじゃないけどご飯どころじゃありません。いきみ逃しの呼吸も、すー、ふぅー、なんて余裕のある状態ではなくなりました。

助「はい、これからは胸だけでフッフッフッ・・・と浅く呼吸する事に専念して!登山と同じで8合目が一番きついの!今がその時だからねっ」

(´Д`)登山の8合目・・・w
ある意味分かりやすい例えかもしれません。
この頃にはもう、かなりいきみたくて仕方ないほどの痛みがきていました。もはや、この時に考えていた事は、


フッ、フッ、フッ、フッ、フッ・・・


だけでした(笑っているのではない)その他の言語は一切頭の中にありません。とにかく呼吸だけです。

そして、午後1時・・・

助「よーし、8cmまで開いた!」


・゚・(ノД`)・゚・やっと開いた!


助「はいっ、陣痛治まってるうちに分娩室へ移動!!」
私「よっしゃー!!」
助「(・∀・)今のうちっ今のうちっ」
私「ε=ε=┏(`・ω・´)┛急げー急げー」

陣痛が来て病院に来てから約21時間。
ついに分娩台へ上がる資格を得た、なべなべでした。
posted by なべなべ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 第七十一話〜第八十話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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